2018年度　第7回医療面接講座　実施レポート

一日医師体験に続き、自身の理想の医師像を明確にする企画として、
第7回医療面接講座が9月15日(土)~17日(日)に開催されました。
多くの生徒からの参加申込があり、予定していた講座日数を追加しての実施となりました。　

■医療現場で求められるもの■
この医療面接講座では、医師の仕事を「実践」して学べる内容となっています。
まずは座学で基礎知識を学び、その後実際に生徒が「医師役」「患者役」を実践していきます。コミュニケーション能力に自信のある生徒も実践を通して、医療現場で求められるコミュニケーション能力の高さを実感した様子でした。
自身の理想の医師像に対しての課題発見や課題に対して実践できることを具体化することができたようです。
また医学部生である講座講師より、医学部のカリキュラムや大学生活などの紹介があり、医学部合格のその先をイメージすることができ、さらにモチベーションが上がったようです。

■参加した生徒の感想（一部抜粋）■
・普段診てくれている医師がいかにすごいのかがよくわかりました。大学に入ってからのイメージを持つことができて、モチベーションが上がりました。ロールプレイング中、自分でも思い付かないようなこともアドバイスをくださり、とても勉強になりました。（高3男子）
・コミュニケーション能力を高められるように、日常で相槌や表情など意識していきたいと思います。また会話がうまい人や安心できる人を観察して、良いところを取り入れていきたいと思います（高3男子）
・今日の医療面接を通して、今の私に必要なことや気をつけることを学ぶことができました。また、医学部の大学生活について知ることができて、とてもワクワクしています。勉強に対するモチベーションを上げることができました。（高3女子）
・医師役をやってみると思った以上に質問が出てきませんでした。相手（患者さん）の言うことに合わせて考えないといけないのも大変だと思いました。またノンバーバルコミュニケーションを実践できるかできないかで相手（患者さん）の話しやすさが変わってくることを学ぶことができました（高2女子）
・相手の目を見るだけでなく、相槌や反復することも大切だと思いました。患者さんにとっては、雰囲気や表情もとても重要。しっかりと質問できるだけでなく、患者さんを安心させられるような寄り添える医師になりたいです。（高2女子）

■医療面接講座　講師感想■
池袋理数セミナー卒業生の会が企画・運営してきた医療面接講座も今年7回目の開催となりました。今回この講座の担当講師として務めさせていただいたことをとても誇りに思います。また、無事に終えることができ安堵しております。
　参加してくれた生徒の皆さんから「参加してモチベーションが上がりました。」という声や、「参加してよかった」などの声を聴くことができ、大変嬉しく思っております。
またそのような声を聴くことで、自分自身が受験生の時に、学力面でも人間性という面でも育てていただいた池袋理数セミナーに、卒業生として「還元」することができたなと実感することができました。この講座を通して、私自身、とても多くのことを学ぶことができ、新たな成長を感じることもできました。このような機会を与えてくださった皆様に感謝したいと思います。
当日は、たくさんの卒業生の方も応援に駆けつけてくださり、ご自身の大学生活のことを生徒へ話して頂いたり、ロールプレイング中もアドバイスをもらったりと、ご協力いただきありがとうございました。来年度は、さらにより良い医療面接講座を目指していきたいと思います。
講師　武井稔弥　　昭和大学医学部3年（2015年度池袋理数セミナー卒業）

■講座開催に協力してくれた卒業生からのコメント（一部抜粋）■
・現在、医学的知識ばかりを詰め込んでいる状況で、この講座に参加して、自分が目指しているものや医師に必要なことを思い出すことができた。（帝京大学医学部6年　朝野紗稀子）
・自分が講座を受けていたときのことを思い返しながら生徒に伝えられるように努力した。今回、アドバイザーとして参加し、生徒の考えていることや思いを引き出す方法を学ぶことができた。今後も生かしていきたい。（昭和大学医学部2年　國本恵理奈）
・教える立場ではあったが、逆に自分が学ぶことが多かった。特に自分よりも高学年の先輩方のアドバイスは自分とは違った視点を持っていて参加生徒への伝え方も大変勉強になった。様々なことを自分に問いかける良い機会となった。（日本大学医学部1年　山田大薫）